アカさんの健康習慣

【習慣×環境=健康】がモットーのライフスタイル

自由な時間は多過ぎない方が幸せ。


「FIRE」という言葉が流行って
5年以上経過しました。

私含め、若い世代は
この生き方に1度は憧れたと思います。

嫌な仕事は辞めて、
時間、場所に拘束されることなく

更に人間関係、お金の不安もなく
悠々自適に人生を送れる。

社会に出たばかりで不安の多い人や
理想と現実の違いに悩んでいる人にとって

これほど理想な生き方はないでしょう。


ですが、
時間というの多過ぎても毒なんです。

今回のタイトルは、
佐々木典士さんの本から引用しました。

編集者として働いていた佐々木さんは、
休憩時間の読書が楽しみだったそうです。

仕事を辞めた後はもっと楽しみが増えると
本人は思ったそうですが、

実際は1日中時間があると、
本に手が伸びなかったそうです。

「時間があれば出来る」と考えることも
「時間がありすぎると出来ない」こともある。

自由な時間があまりに多すぎると
かえってややることを探すのが大変です。

家事や雑事を見つけてこなし、
趣味を始めてみても

次第に飽きてしまい、
ぼーっとする時間が増えていく。

ミハイ・チクセントミハイの研究によると
人の自由時間は

1日7時間以上あると
逆に幸福度が下がってしまうそうです。

ほとんどの人が求める自由な時間も
多過ぎて浸ると幸福感も薄れてしまう。

「停滞は退化と同じだ」という言葉もありますが
成長なくして充実感、喜びは得られないのでしょう。


「好きなこと」と「楽なこと」
似ているようで意味が全然違うんですね。


私は正社員であり、妻子がいます。
週4〜5日、9時〜17時まで仕事をしています。

休日は家事、育児に
飼い犬の世話、地域行事と活動しています。

そんな生活の中で私はサウナに通うことに
1番の幸せを感じています。

利用する時間帯は早く仕事を終えた日の帰りか
休日の家族がまだ寝ている早朝です。

誰にも邪魔されない時間に
サウナにしっぽり入る。

この時間に最大の充実を感じています。


もし私が独身で制限がなく
毎日サウナに行くことが出来る身なら

1回のサウナでここまで
充実感を感じることは出来ていないと思います。

制限があるからこそ、
それが解放される自由時間。

そこに私は幸せを感じることが
出来ているんだと思います。


仕事、家事、育児など
多忙な生活に追われていると思いますが

そんな制限のある生活の中で
貴重な自由時間を噛み締めていきましょう。

では。